治療の初回、何をやっているのか?②

位置の確認と照合

みなさまこんにちは。

前回は放射線治療の初回にて、
アイソセンターの位置までやってきました。
前回を読んでいない方は下のリンクからどうぞ!

この続きからのお話をしたいと思います。

アイソセンターの位置に来たら、
今現在の位置と、治療計画を立てたときに
計画CTをもとに作成した参照画像と見比べます。
(我々はDRRなどと呼んでいます。)

つまり、今現在の照射位置と計算上の照射位置を一致させます。

これを行うために確認の写真を撮ります。

照合方法

 

大概の装置は大きくわけて2つあります。

 Ⅰ. ライナックグラフィ(LGといいます)かEPIをとる。

 Ⅱ. コーンビームCTをとる。(CBCTと言います)

この違いは2次元画像で調整を行うのがⅠで、
3次元画像に調整を行うのがⅡになります。

うちの施設では2つとも使っていますが病院ごとに
やり方は変わってきます。

ライナックグラフィ(以下LG)はX線写真をとるときに
使う、フィルムやカセッテと呼ばれるものを使う方法です。
EPIと呼ばれるものもありますが、ほぼLGと同じです。

EPIは装置自体についている板のような物が
検出器になっていて画像をそこに表示させます。

 

コーンビームCTも(以下CBCT)

装置自体についている管球と
検出器を使用してその名の通り、
CTのような画像を撮り、計画時のCTと照合して
位置合わせを行います。

 

細かいことを言いますと、

LGやEPIはMVのエネルギーを用いています。

CBCTを使う際はKVのエネルギーを用いています。

画像化するうえではKV領域のものを使ったほうがきれいになります。

長くなりましたが、これら2つの方法を用いて
ミリ単位で照射野を調整します。

これによって計画の時の画像とほぼ同等の場所であると
確認ができたらここではじめて治療を開始します。

放射線治療はだいたい部屋から入って出るまで
約15分ほどで終わると思いますが、
8割はこの体を合わせるのに時間を使っています。

実際に放射線がでるのは数十秒~数分です。

あとは施設によって違いますが
定期的にこの位置調整を行って調整しています。

回数をこなして慣れて力がぬけたり、
腫瘍などが小さくなったり、
皮膚表面が変わってきたりなどして
体の表面の印とずれてくる可能性などあります。

そのため定期的にX線写真をとり
体の中と照射野など体の印がずれていないかをみていきます。

ここまでが初回の治療になります!
一回目の治療が一番作業量が多いので
時間が少し通常よりかかると思います。

2回にわたり、長くなりましたがこれで以上となります。

読んでいただきましてありがとうございました!

 

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