放射線の単位の話

 

よく使われる放射線の単位

今日は放射線の単位のお話です。

原発事故が起きて以来、以前はTVであまり聞かれなかった
放射線の単位をたくさん耳にするようになりました。

主にでるのが「Bq(ベクレル」や「Gy(グレイ)」「Sv(シーベルト」です。

余談ですが、これらはみんな人名からきてます。

アンリ・ベクレルさん  ルイス・ハロルド・グレイさん 

ロルフ・マキシミリアン・シーベルトさん

レントゲンも人名ですね。

レントゲンさん

 

ベクレルとは、放射線は放射性壊変という現象が起きています。

この放射線壊変を起こす放射線物質の量を示します。
1秒間に1つの放射性壊変が起きる=1Bq です。

つまり放射線物質の量を示す単位です

ベクレルさん

次にグレイですが、これは吸収線量の単位です。
物がどれだけの放射線を吸収したかを表します

1J(ジュール)のエネルギー吸収が1Kgあたりにおきますので
J/Kgとも表すこともあります。

 

最後にシーベルトですが、間にどれだけの影響を与えるかを表す単位です。

放射線によるダメージ量ですね。
難しく言うと、実効線量です。
グレイから変換することが可能です。

シーベルトさん

国際放射線防護委員会(ICRP)という世界的組織が話し合って、勧告を行っています。

日本でも一般の人が通常時に受ける放射線については、
自然界からの被ばくや医療での被ばくを除いて年間1mSvを線量限度としています。

ちなみに日本平均ではこの、自然界からの被ばくは年間2.4mSvほどあります。

 

ここで少し、過去のTVなどの報道で気になることがありました。

たとえばですが、

0.2mSvの被ばくがありました。

200μSvの被ばくがありました。

下のほうがたくさん被ばくした印象をうけませんか??

1m=1000μ なのでどちらも同じ大きさの値です。

一般の人が聞いたときに、

特に影響ない値がすごい大きな数字に見せるような表現はなんだかなぁと
思ってしまいます。

数字には間違いがないのかもしれないけども
煽るような報道はいかがなものかなと個人的には思います。

そういった意味でも少し、単位をみんなが知ってくれたらいいなと思っています。

ちなみに、我々放射線を扱う仕事の人たちは法令で線量限度が決められています。

男性および妊娠の可能性や意思がない女性で
実効線量限度:5年間で100mSv  かつ  年間あたり 50mSv以下

妊娠可能な女子の腹部は3か月間で5mSv以下

など、このような法令があるんです。

興味がない人にはどうでもいい話かもしれませんが今回はこの辺にしておきます。

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